アロマオイルの注意事項
アロマオイルの注意事項は必ず守りましょう
アロマオイルは、上手に使えば心身にすばらしい効果をもたらしてくれますが、使い方を間違えると危険を伴うことも…
アロマテラピーを安心して楽しむために、必ず守りたいアロマオイルの注意事項は4つあります。
それは…
- 決して飲まないことと
- 肌にそのまま付けないこと
- 乳幼児や妊婦の使用には気をつける
- 使用前にパッチテストをすること
の4点です。
以上のアロマオイルの注意事項をよく確認してからアロマテラピーを楽しみましょう。
1.決して飲まない!
アロマオイルは、少しでも絶対に口に入れないでください。
誤って飲んでしまった場合は、尿として排泄できるように、たくさん水を飲んで、すぐに医師の診断を受けましょう。
フランスなどでは、医療関係者のカウンセリングに基づき内服することがあるようですが、これを素人判断で行うと大変危険ですので、絶対に飲まないでください。
2.肌に直接付けない!
アロマオイルを肌に直接付けると、赤くなったり、刺激やかゆみが生じることがあります。
ラベンダーやティートリーなどのような例外もありますが、基本的にアロマオイルを原液のまま肌に付けてはいけません。
特に、目・傷口・唇などの粘膜にアロマオイルが付かないように注意して使用してください。
万一、目に入ってしまった場合は、水でよく洗い流し、すぐに医師の診断を受けましょう。
3.乳幼児や妊婦の使用には気をつけて!
乳幼児や妊婦の使用は、基本的に芳香浴やスチームなどで楽しむことをおすすめします。
妊婦の方
アロマオイルの中には排卵や生理を促すものがありますので、使用するアロマオイルの作用に注意してください。
必ず医師に確認したり、アロマテラピーの専門家に使用できるアロマオイルについて相談しましょう。
乳幼児
6歳以下の乳幼児には、芳香浴はともかく、アロママッサージやアロマバスなどの肌に付けるような使用は避けましょう。
4.使用前にパッチテストをすること!
購入したアロマオイルを、初めて使うときは、アロマオイルの辞典や図鑑などで注意事項を必ず確認し、注意事項に該当する場合は、そのアロマオイルを使わないようにしましょう。
購入したアロマオイルを、初めてアロママッサージやアロマバスなどに使うときは、必ずパッチテストを行ってください。
アロママッサージをするときは、必ずキャリアオイルと呼ばれる基剤で薄めてから使用しますが、正確に薄めたものでも、直接肌につけると赤くなったり、刺激やかゆみが生じることがあります。このようなアレルギーの有無を知るために、使う前には必ずパッチテストを行いましょう。
パッチテストの方法
- ホホバオイルなどのキャリアオイル5〜10mlにアロマオイルを1滴たらします。
- 1を二の腕やモモの内側など、肌のやわらかい部分に一円玉の大きさぐらいに塗ります。
- 塗った部分にガーゼや絆創膏を当てて、約12時間おきます。
- ガーゼや絆創膏をはがします。
皮膚に何も変化が起きなければ、そのアロマオイルをアロマバスやアロママッサージなどに使っても大丈夫でしょう。
肌が赤くなっていたり、かゆくなるようであれば、アレルギーがある証拠。肌へ付ける使用は避け、芳香浴などのような鼻から吸入するように使いましょう。
ひとつがダメでも、すべてのアロマオイルにアレルギーが出るわけではないので、アロママッサージをしたいのであれば、別のアロマオイルも試してみましょう。
パッチテストが原因でかゆみが止まらないときは、水をたくさん飲んで、早くかゆみの素を排出するようにしてください。また、目の中にオイルが入ってしまったときも同様、きれいな流水で洗い流しましょう。
パッチテストが原因でかゆみが止まらないときは、水をたくさん飲んで、早くかゆみの素を排出するようにしてください。また、目の中にオイルが入ってしまったときも同様、きれいな流水で洗い流しましょう。
保存法
アロマオイルの注意事項4つ以外に気を付けたいのが保存方法です。
下記の3点に注意して保管しておきましょう
使用期限
牛乳やお肉に賞味期限があるように、アロマオイルにも使用期限があります。
柑橘系のアロマオイルなら開封後、約半年。それ以外は、約1年で使い切りましょう。未開封でも約2年で使い切るようにしましょう。もちろん例外もあります。パチュリーやサンダルウッドは年を重ねるほど質がよくなるといわれます。
ですが、使用期限内でも濁ってきたり、芳香が変な匂いに変わってしまったら寿命です。
アロママッサージなどに使用するキャリアオイルは、ホホバオイルが半年、その他は3ヵ月で変質します。
使用期限切れのアロマオイル
アロマオイルの使用期限は守らなければいけません…ですが、もったいないので、お掃除や洗濯物の香りづけなどに使ってみると良いかもしれません。
アロマオイルが皮膚から浸透するようなアロママッサージやアロマバスなどには絶対に使ってはいけません。
保管場所
保管場所は、直射日光の当たらない、風通しの良い冷暗所がベスト。もし、ワインセラーなどがあれば、利用すると良いでしょう。
また、気温が30℃を越える夏場は、アロマオイルを冷蔵庫に保管することをおすすめします。比較的温かい空気がたまりやすい上の段に入れた方が良いでしょう。冷蔵庫に保管する際、プラスチックケースなどに瓶を入れ、食べ物に香りが移らないようにしましょう。
アロマオイルは、空気中の酸素と反応して酸化したり、揮発性が高く蒸発しやすい性質。また、火気も湿気も厳禁ですので、購入後はしっかりとふたを閉めて保存しましょう。